沢登り in okutitibu

今日は東京でも比較的涼しかったですね。
近くの公園でハンモック張って本を読んだり、映画「劔岳」でも観に行きたい陽気だったけど、週末放置していた原稿があり部屋に缶詰状態。
開けっぴろげた窓からは初夏の清々しい風と小鳥のさえずりが。
こんなときは、原稿もいやおうなき進みますね。

しかし、突然の騒音にパソコンを打つ手が止まる。

「○○○○です。ご挨拶にまいりましたー。○○○○は、北朝鮮を許しません!」

そう、12日は都議会議員選挙。
車に乗って拡声器で立候補者をアピールしているのだ。
「オレは○○○○さんを許しません!」と思いましたね。

静寂で平和な土曜日の午後を打ち破る権利は、おまえにはない!
そもそも余計なおせっかいなのだ。
立候補者の公約を知りたきゃネットでも新聞でも調べられる。
この騒音を聞いて、「へ〜、○○さん、北朝鮮政策に感心があるんだ〜。○○さんに投票しよう!」って人が一体何人いるのか?
逆効果だと思うのだけれど。
「みなさんに、私の公約を直接お教えしましょう」って、いいことをしていると思っていることがさらにタチが悪い。
そういうのは人が集まる駅前だけにしてよね。
住宅街に入ってこないでよね。
ママチャリに乗って声を張り上げ、街を駆け回っている候補者をテレビでみたことがあるけどあれはなんだか応援したくなりますね。



さて、楽しい話をしましょう。
先週末、久々にプライベート山行へ行ってきた。
暑いから沢登りである。
山梨県笛吹川の源流、東沢をさかのぼり、甲武信ヶ岳を踏んで、千曲川源流を下り、JR信濃川上駅へ下りる1泊2日のコース。
ここ東沢は、学生のころからたびたび訪れている沢。
いや〜、沢登りは僕のスタイルにしっくりきますね。
人がいないし、水を持たなくていいし、焚き火ができるし、涼しいし、テン場ないし、水が流れる音が心地いいし。
日本の夏は沢登りにかぎります。

僕は信濃川のほとりで育ちました。
足下をちょろちょろ流れている千曲川の源流が、信濃川に合流し、僕の実家の脇を流れていると思うとなんだか感慨深い気持ちになりました。
源流で顔を洗ったときに流れたでた僕の汗はいまごろ信濃川に合流したあたりかな。





モデルはタツローくんです。