2009-01-01から1年間の記事一覧

しめ

今年もいろんなことがありました。 2回目の北欧遠征、祖父と叔父、愛犬の死、大切なひととの出会い・・・。 2009年は間違いなく僕の人生の転機になった年だった。山でのいちばんの思い出は、やっぱ飯豊縦走かな? いや、北欧かな。今年の夏のスウェーデンバ…

仕事納め

アメリカの西海岸生まれのバックパックブランド「Gregory」は、日本にたったひとりだけリペア職人を抱えている。 そのリペアルームは、エイアンドエフ本店の2階にあり、日本人唯一のオフィシャル「Gregory」リペアマンであるダイゴさんが日本中から集まって…

今年最後の山行

今年最後の山は、西穂高岳の独標。 ロープウェイを使って登って、西穂山荘に泊まってのずるい山行だ。 「PEAKS」5号の巻頭&表紙取材。約3年前、この西穂山荘で働く若者たちを「b*p」5号で取材した。 そのときのリーダーだった後藤さんがまだいらっしゃって…

雪がやってきた

小学校3年生の頃、大雪が降った。 やんちゃ盛りの兄と弟と僕は、一緒に屋根からソリで滑って遊んだ。 屋根にジャンプ台を作って、空が暗くなるまで飛びまくったなあ。 あれは、楽しかった。ようやくあちこちで雪が降りはじめた。 しかし、コチラは部屋に閉…

大好きな巻機山

故郷新潟にある巻機山が好きなんだな。あのブナ林といい、女体みたくエロチックな曲線を描いた尾根といい、谷川連峰が間近に眺められる絶景といい、下山後のへぎそば&日本酒といい、もう文句なし!先週末、また雪の巻機山へ登ってきた。 今回の目的は、巻機…

「岩を登る」は、「世界が広がる」

夏、山に登るとなると人のいないところを登りたくなり、どうしても沢とか破線ルートを歩きたくなる。 人がいないところは、危ないわけで。 登攀技術がないといけないところもたくさんでてくる。ロープワークやクライミングの技を身につければ、歩けるフィー…

ストライカー

今日は、サッカーの話題。 清水エスパルスの岡崎慎司に話を聞きに行ってきた。今年、日本代表でいちばん多く得点をあげた選手。 ずっと彼が気になっていた。 本人も言っていたので、言わせてもらうけど、テクニックもなく、足も速いわけでなく、小柄で、どち…

雪の立山

初滑り!を目的に全国からスキーヤーやスノーボーダーが集まる、ウワサの11月末の立山へ行ってきた。 雪上キャンプの取材なのだが、ライターという仕事のうえに、さらに料理担当という任務を授かった。 とりあえず、鍋にしちゃえ! というわけで、肉2キログ…

スラックライン

スラックラインにハマっています。 つまり、つな渡りというか、テープ渡り。1960年代にヨセミテのクライマーがバランス感覚を養うためにクライミングロープ、またはスリングを木と木との間に張って、そのうえを歩いたのがはじまりだとか。 岩登りの順番待ち…

バックパック入院

バックパックはこんなのをつかっている。・グレゴリー/パリセード80・マックパック/グリセードクラシック70・デイナデザイン/テラプレーン95・クレッタルムーセン/Roskva65 気分によって選んで、山へもっていくわけだけど。 今夏、雲ノ平へ行ったときに…

オレもこんな本が書きたい

ぼくがもっとも好きな山の本。 それは「みんな山が大好きだった」(山際淳司著 中公文庫)。 僕が生まれる前に輝いていた先鋭的アルピニストたちの生と死を温かい眼差しで綴ったノンフィクション。 著者の山際淳司さんの文章がとても人間クサくて、アツくて…

『PEAKS』4号発売!

エイ出版の山雑誌『PEAKS』の4号は今日発売。 今回は、屋久島特集。 巻頭の島縦走トレイルのところを書きました。 「明日入稿で!」てな感じのピンチヒッター&ギチギチスケジュール。 伝えたいことがあれば、書ける。 伝えたいことがあるから、書ける。 だ…

10年前のバイブル

これは学生時代によく読んだ沢ガイド本。 コレをコピーしてよく友達と沢へ遊びに行った。 目的は、誰もいない沢で魚を捕まえて、焚き火をして、酒を飲むってかなりユルユルな沢登りだったけど。 いま思えば、あれが僕のアウトドアの原点だったような気がする…

こわい沢

週末は、笛吹川の東沢にはいった。 ここは10年以上通う、お気に入りフィールド。 信州沢を右、右につめていく。 何度も歩いたことがある道だ。 しかし、どこで間違ったのか。 稜線までまだまだのところで大きな滝にぶつかった。 引き返すのもめんどいので、…

こまったこまった

今月初旬に縦走した飯豊連峰に関する書物を探していたら『飯豊道』という本を見つけた。これは新潟県新発田市に住む五十嵐篤雄さんという方が書いたもの。 初版は、11年前の1998年4月とある。僕らが歩いた同じコースを60年前に五十嵐さん自ら歩いているエッ…

筋肉の増やし方、勉強中

「筋トレと食事学」というページを書くことになった。 その戦いの場は、マガジンハウスの『ターザン』。 先日、「筋トレと食事学」の関係にお詳しい博士にインタビューしたのだが、これがおもしろいのなんの! もともとこの分野には興味があったもんだから筋…

北欧山歩き

今年の夏、スウェーデンのSarek National Parkを歩いた。 その報告を急遽、エイ出版の山雑誌「PEAKS」で書かせていただくことになりました。 ありがたいことです。

屋久島縦走

はじめて屋久島へ上陸。 世界遺産に登録され、観光客が増えたというだけで冷めた目を向け、富士山と同じようにいままで屋久島を敬遠してきたことをいまここに白状しよう。 しかし、入山規制をする、しないがニュースになった昨今。 そろそろ行っておかなきゃ…

動く動く

飯豊の次は、愛媛。 その次は、屋久島。 帰ってきたと思ったら明日は長野。 今月はまったく家にいない。 家賃がもったいない。 おやすみなさい。

ふるさとの山へ

山で出会ったおじさんやおばさんに聞く質問がある。 「いちばん好きな山はどこですか?」 その質問のダントツ1位は、わがふるさと新潟と福島と山形の県境に広がる飯豊連峰だ。9月中旬、北極圏の大地を歩き終わって、ストックホルムの安宿に泊まっていたとき…

週末に買った本

いや〜、サッカー選手、永井秀樹の栄光と屈辱を書いたルポルタージュがよかったですね。 しんみりしちゃいました。 僕がサッカー少年のとき永井秀樹は、カズについで憧れの選手であったのです。 38歳の彼は、まだピッチでもがいているようです。 こんなルポ…

すまん、青年!

東京にも秋がじわじわとやってきています。 窓を開けると虫の声と一緒にひんやりした空気が部屋に流れ込んできます。 いい季節だなあ〜、なんていい気分になって横になると真夜中、そんな風と一緒に若者の声が。 我が家は杉並区内の住宅街にあるのですが、と…

帰国。

北欧バックパッキングから帰ってきました。北極圏のラップランド。 大西洋の暖流の影響で、北極圏といえども温かく、湿度が高いため特殊な生態系が息づく荒野が、僕のお気に入りフィールド。 スウェーデンでもっともデカくて、歴史のあるサーレク国立公園の…

いってきます!

明日から再び、北欧の北極圏へ歩きに行ってきます。 昨年よりも時期が一か月遅いので、寒さが心配。 でも、紅葉とオーロラに期待!昨年、北極圏トレイルを歩いているときに出会ったフィンランド人のミッコが言っていた。 「来年は、9月にこいよ。9月のラッ…

動物になる前に

5泊6日の北アルプス縦走へ行ってきた。 エイ出版「フィールドライフ」秋号の取材。 原稿書きはモデルのユキちゃんにまかせて今回はコーディネイト&ボッカ役。 重量30キロオーバーのザックは、北欧遠征前にいいトレーニングになったぞ。いつもそうなんだけど…

雲ノ平へ

もう8月も3分の2を過ぎてしまった。 8月は何をしていたのかあんまり記憶がないや。 山に登って、取材して、原稿書いて、ビール飲んで・・・。 その繰り返し。そんなわけであしたからまた山へ。 上高地から槍ヶ岳、雲ノ平、神岡新道という見所もりだくさ…

マラソン

幻冬舎のGOETHEという雑誌の仕事でアシックスが運営するランニングラボへ体験取材に行ってきた。 なんとオレ、いまの心肺能力と筋力でフルマラソンを3時間半で走れるらしい! マラソンやってみようかなあ、なんて1時間くらい真剣に考えたけどやめた。かれ…

フィールドライフ web版

『フィールドライフ』夏号で書いた『北欧バックパッキング』がwebでも読めるようになりました。 no.24の最新号をクリック。 P164ページからになります。便利な世の中ですね〜。 アイルランドやインドネシアに住む友人にも教えてあげよっと。

呼び出し

ホーボージュンさんに呼び出され神田へ。 西口商店街で出会っていきなりの飛び蹴り。 いてーよ、こんにゃろーと逆襲。(ウソ)ジュンさんが帰りやすいように神田なんだろうけれど、いつも電車で帰ったためしがない。 いつも終電を逃した人が乗り込む深夜バス…

フィールドライフ 北欧Backpacking 続き

北欧の北極圏トレイル450キロを歩いたあと、リトセンからバスで数時間ほどいった街のキャンプ場で静養していた。 足が回復したら、再び歩こうと思っていたのだ。 しかし、足の調子は一向に直らなかった。足を引きづりながら、寝台列車で夜をあかし、スウェー…