雪の立山

初滑り!を目的に全国からスキーヤースノーボーダーが集まる、ウワサの11月末の立山へ行ってきた。
雪上キャンプの取材なのだが、ライターという仕事のうえに、さらに料理担当という任務を授かった。


とりあえず、鍋にしちゃえ!
というわけで、肉2キログラム、野菜、エノキ、うどん、ラーメンなどの2泊3日5人分の食料と調理器具、酒、個人装備を入れたら100lのパックは、パンパンに。
板どころの話ではなく、泣く泣く板は置いて、スノーシューピッケルだけパックにとりつけた。


やっぱり雪をかぶった山はいいなあ。
沢は雪がついて白く染まり、風の強い稜線の岩はゴツゴツと威圧感まるだしで、すべての山が立体的に見えて、美しい。
そんな山容を見ていると、もう仕事なんてどうでもよくなってきて、ピッケル持って歩き出したくなる。


空気はキリリと澄んで、遠方まで見渡せ、どこにテントを張っても文句を言われず、水を持たなくていいし、人がいない。


いやいや、ここ立山は人がワンサカいた!

バックカントリーをやる人ってこんなにたくさんいたんだ!
しかも、その彼らのほとんどがマイナス10℃以下の雪上でテント泊だもんな。

シュプールを描きながら滑り降りるヤツらを指をくわえてみていた。
けれど、むしゃくしゃすることなく、なんだかずっとうれしかった。




1日目、雪面はカリカリだったけれど、夜に15センチほど雪が降った。
みんな我先にとパウダーを求めて早朝から山へ登るだろうと思いきや、みんなのんびりとテントの中でダラダラと過ごしている光景がよかった。
















一ノ越に登ったら、夏に歩いた槍ヶ岳と雲ノ平らが見えた!





久しぶりに寒くて眠れぬ夜。