こまったこまった

今月初旬に縦走した飯豊連峰に関する書物を探していたら『飯豊道』という本を見つけた。

これは新潟県新発田市に住む五十嵐篤雄さんという方が書いたもの。
初版は、11年前の1998年4月とある。

僕らが歩いた同じコースを60年前に五十嵐さん自ら歩いているエッセイなどが載っていて、今回の山行と重なっておもしろい。
まだその頃の飯豊は、踏み跡もなく、足を踏み外したらサヨウナラの沢沿いを平気に歩いて、飯豊山をめざす場面なんて、手に汗握り一気に読んでしまった。

山岳信仰としての飯豊は、歴史が古く、昔から地元の人の生活に密着した存在だったこともこの著書でわかった。
ますます飯豊が気になる今日この頃。